2019年05月14日

季節の話 その②:熱中症に注意!

勤務医の林です。腰痛がようやく良くなってきました。
あとはぶり返しが来なければいいのですが…怖い💦
今後も毎日のストレッチは続けていこうと思います⤴


本日はこの季節から注意してほしい話題。

【熱中症】

知らない人はいないほど有名な病気だと思います。
詳しくは書きませんが、気温が上がると起きる病気ですね。

ではどのくらいの暑さから気にした方が良いのか?と言うと、
湿度にもよりますが25℃を超えるあたりが一つの目安になると思います。

ワンちゃんニャンちゃんの快適に生活できる温度/湿度は
気温:20℃前後 湿度:50%前後 と言われています。
当然、犬種・猫種や体格、毛の長さによっても変わってくるので
一概にこれがすべての子に当てはまるとは言い切りませんが、
大体の目安としてはこのくらいで良いと思います。

そして、25℃という気温のライン。
これを超える日が続きやすくなるのがだいたいゴールデンウィーク前後です。

5月中だと多少気温が上昇しても冷房を点けない家庭も多く、
数日気温が高い日が続いた時に体調を崩す動物が病院に来られます。
とくに最初は「下痢をした」という症状が多いです。

明らかな熱中症の症状ではないのですが、タイミングや原因を探ってみて、
暑さによる下痢なんだろうと個人的には思っています。

さらにひどくなると、元気/食欲の低下やふらつきなども起きてきます。
最悪、けいれんを起こし亡くなってしまうこともあります。


この時期は「まだ5月だから冷房しなくて大丈夫」と思わず、
気温が高くなる日にはぜひ冷房を点けてあげてください。


ちなみに、マメ知識的な内容ですが、
熱中症とともに熱射病という単語もよく聞きますが違いとしては、

熱中症病気の名前で、
熱射病熱疲労、熱痙攣とともに熱中症の症状名です。
(熱痙攣 ⇒ 熱疲労 ⇒ 熱射病 の順に重度になります)


5月は気温の寒暖差が激しく体調管理が難しいのは人も動物も一緒です。
むしろ、毛皮を着ている分だけ動物の方が暑さにも弱いです。
気温が高くなりそう日にはお昼の時間だけでも冷房を点けてあげてください。

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2019年05月07日

眼科 その5.5:ダックスフントの小噺。

こんにちは、勤務医の林です。今日は短い内容の予定です。

ダックスフントの毛色で「ダップル」と言う少し珍しい毛色があります。
これは「マール」とも言い、写真のように毛色が地図状に混ざっている
子のことを指す毛色です。
1345.jpg

この毛色になる遺伝子(マール遺伝子)は、【半致死遺伝子】と言う
怖い呼び名がついています💥
理由は、その遺伝子が揃ってしまうと場合によっては成長できず
死亡してしまうことがあるからです。
亡くならない場合でも、心臓や眼に異常が出ることが多いのです。

ここでようやく眼の話が出ましたが、マール遺伝子を持つダックスちゃんは
視覚に障害を持ち、視覚喪失してしまうことがあるのです。

そのため、ダップル色のダックスを飼う場合は様々な検査をして、
なるべく異常が無い子を家族に迎えることをお勧めします。
(それでも成長ともに異常が出てきてしまうかもしれません)

また、「外見上の毛色がダップル柄でなくても遺伝子を持っている」
ことがあります。マール遺伝子は通常の毛色の遺伝子より弱いため、
茶色や黒色になる遺伝子を持っているとそちらが優先されてしまうのです。

この場合、見た目は普通色のダックスフントどうしで交配しても、
たまたまお互いマール遺伝子を持っていると生まれてくる子犬が
ダップル柄になることがあります。

普通色のダックスフントでも眼底の網膜構造を見ることで
マール遺伝子を持っているかどうかわかる場合があります。

ダックスフントどうしで子供を産ませたい、と思われている方は
一度ご相談いただければ詳しくご説明いたしますので
お気軽にご連絡ください。
(全然短くなかったな...すみません🐶)
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2019年04月30日

休日 その⑤:毎年恒例、GWの行事。

こんにちは、勤務医の林です。いよいよ令和になりますね。
平成最後で令和最初のゴールデンウィークですが、
そうは言ってもやることはいつもと変わらない気がします。

僕のゴールデンウィークは、ここ数年は
・前半は秩父の芝桜を見に行く(というかイチゴを食べに行く💓)
・後半は大宮の大盆栽まつりに行く(そして大概は器の方を買う)
この二つが恒例行事となっています。

秩父の芝桜は多摩地域では有名だと思いますが、個人的にはここで開かれている
特産市で食べられるイチゴを毎年楽しみにしています。
あとは鉱石を見たり、まな板を新調したり。
売っている時は秩父で醸造されているウイスキーも買ったり。
どちらかと言うと、芝桜の方がオマケですね。笑。
色々珍しい物があるので、その辺を楽しんでます。

※車で行く場合、飯能から秩父まで一本道でかなり渋滞しやすいので
 早朝に行くことを強くお勧めします。


大宮の大盆栽まつりでは最初の年はコデマリや紅シタン、
その後もモミジやクチナシなどが少しずつ増えていますが、
そろそろ世話をしきれなくなりそうな気がしています。
ただ個人的には、コデマリやモミジなども好きですが、
それらを入れる『鉢』を見るのが結構好きだったりします。
草木を見ないで鉢を見ている時間の方が多分長い。笑。

そして大盆栽まつり限定(?)の『ボンカレー』を食べ!
プラプラしながら帰ってくるのがいつものルートです。

これがそのボンカレー。 ボン(サイ)カレーですね。笑
9735931129899.jpg

八王子・立川から大宮まではJR「むさしの号」で乗り換えなしで
一本で行けるのも重宝しています。
電車だからお酒も飲めるし。


みなさんはゴールデンウィークにどこに行かれますか?
お薦めの場所、楽しかった場所があったら是非教えてください。

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2019年04月25日

GW中に気を付けておきたいこと

こんにちは、獣医師の野口です。


さて、表題のとおり、GWを目前として、皆様に今、注意しておいていただきたいことを
まとめてみました。GW、お出かけになられる方も多いかと思います。
特に車でお出かけの方が圧倒的に多いですね。参考にしてみてください。

① 渋滞対策→長時間の移動は運転手の飼い主さんも動物たちもとても疲労につながりま
       す。特に渋滞が避けられないGW中は、思い通りにパーキングに立ち寄る
       ことさえ困難です。早めの出発、早めの休憩を心がけてください。

② 気温対策→GWは意外と気温が夏日になることがあります。特に行楽地では寒暖の差が
       激しいだけでなく、熱中症の対策が必要になる場合もあります。新鮮な水
       や、体に直接かける水、保冷材など、いつものお出かけよりも余分に用意
       しましょう。夏場に気にしているアスファルトの照り返しも、日差しが強
       ければこの季節でも高温になる可能性があります。アスファルトだけでな
       く、砂浜も注意してください。

③ 寄生虫対策→既にノミダニ予防をされていらっしゃる方も多いと思いますが、
        東京近郊よりもさらに郊外の草原ではノミダニの寄生率が高いです。
        いつもきちんと予防していても、ノミダニが付着するということも
        あります。(実際には死んでしまっていますが)大自然の中で
        行楽をされる方は、1ヶ月開けずに少し早めに予防薬を使用した
        方が良い場合もあります。使用の仕方で疑問のある方は
        かかりつけの動物病院にお尋ねください。

④ ドッグラン対策→行楽先でドッグランに行かれる方は、狂犬病の予防接種の
          接種証明書や、ワクチンの証明書などの提示が必要な場合
          があります。また、ドッグラン内での犬同士の咬傷や
          トラブル時に、先方の飼い主さんから狂犬病やワクチンを
          打っていますか?と聞かれる場合もあるかもしれません。
          証明書類も念のため持っていかれることをお勧めいたします。

⑤ 病院対策→お出かけ先で急な病気やケガをしてしまい、動物病院に行く必要が
       出てくる場合もあります。お出かけ先の近くでかかることのできる
       動物病院をあらかじめネットで検索しておくのも良いかもしれま
       せん。ペット保険に入られている方は、保険証を持っていきま
       しょう。お出かけ先で診察を受けた場合は、後日、必ずかかり
       つけの動物病院で受診してもらいましょう。その際に、受けた
       検査の内容や結果、治療内容、使用した薬剤の内容、処方された薬
       などを必ず教えてください。

GW中、体はまだ暑さに慣れていません。カンカン照りの夏場よりもこの季節の熱中症は気温が高くなくても発症することが多いです。
充分に気を付けて楽しいGWを過ごしてくださいね。


ちょこっと、私事...
4月20日にチャングンソクのコンサートに行って参りました
東京公演に行きたかったのですが、抽選に外れてしまい、長野県まで行ってきました
コンサート中に降ってきたキャノンテープとカラーボールがgetできて、
嬉しさ倍増です

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2019年04月23日

眼科 その⑤:猫の場合①。

こんにちは、勤務医の林です。どうにも腰が痛いです…。
立ち仕事のためなのか? ここ一週間程度腰の調子が悪く難儀しています⤵
腹筋背筋を鍛えるのが良いとは言いますが、どうなんでしょうかね?


今回の眼科はネコちゃんメインの話。
イヌとネコ。どちらも昔から人と共に過ごし、可愛がられてきました。
(大型犬はさておき)室内で飼えるという程度で大きさも大差は無く。
そうは言っても、イヌとネコはやっぱり別の動物で病気もいろいろ違います。

「ネコ」で「眼」、と言えば最初に出るのは『網膜剥離』。
いわゆる『腎不全』になったネコちゃんは網膜剥離になりやすいです。
網膜剥離になることを防ぐためには血圧を下げておくことが大事なため、
慢性腎臓病のネコちゃんには定期的な血圧測定をお勧めします。
※ネコちゃんだけではなくワンちゃんも測定する方が良いと思います。

次に出る疾患は『角膜疾患』、とくに「ヘルペスウイルス」に因るものです。
ヘルペスウイルスはネコで風邪様症状を起こしますが、それと一緒に
角膜にも悪影響を起こします。
「眼の傷がなかなか治らない」、「眼の一部が黒くなってきた」、
こんな時はヘルペスウイルスが関与しているかもしれません。

ネコちゃんは感染症によって眼を含めた全身症状が出ることもよくあります。
「猫エイズ」「猫白血病」「猫伝染性腹膜炎」
この3つの感染症は、どれも発症するとほぼほぼ命取りになります💥
全身症状が出る前に眼に異変が出て来院される方もいらっしゃいます。
このあたりの感染症はワクチン接種や飼育方法で回避できることも多いため、
どのように飼うのが良いのかなどもアドバイスしています。

ネコちゃんでもワンちゃんでも自宅でたまに見てもらいたいのが、
「左右の瞳孔の大きさは違ってないか?」があります。
左右の瞳孔の大きさが違う時は、やっぱり何か問題が起きています。

それが一刻を争って治療開始した方が良いのか、様子を見てもいいのか。
その辺りは診察してみないと分からないのですが(-_-;)
気になることはすぐに確認しておいた方が安心だとは思います。

ワンちゃんで多い『白内障』『緑内障』は、ネコちゃんではとても少ないです。
人でも白内障・緑内障はよくあるのに。そんな違いがあるのは面白いですよね。
ネコ眼科その②もそのうち書こうと思います。



※当院の2019年ゴールデンウィーク中の診療日について※
今年のゴールデンウィーク中の診療日は以下のとおりです。
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休診日の急患対応については困難な場合があります。
その場合の対応については今後ホームページなどでもご案内いたします。
もしくは、当院までお気軽にお尋ねください。
posted by ドル at 12:00| Comment(0) | 診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする