2019年05月28日

眼科 その⑥:猫で緑内障?

こんにちは、勤務医の林です。何気に料理系の動画を見るのが好きです。
見て終わることがほとんどで、作ることはあまりないですが💦
叙々苑の塩だれキャベツを再現した物とかは作ってみたいです。
ビールと合うらしく、その分、塩分の多量摂取には要注意です。
今のところ血圧は問題ないですが、気を付けないといけない年頃に段々と…💦
今日はそんな血圧から始まる、ネコちゃん🐱のお話。

最近、他院で『緑内障』と診断された患者さんが続いて来られています。
以前の「眼科:猫の場合その①」でも書きましたが、
http://watanabe-ah.seesaa.net/article/465185173.html
ネコちゃんは基本的に緑内障になりにくい動物種です。

なりにくい、とは言っても、ならないわけではなく、
緑内障になりやすくなる原因は何個かあり、そのうちの1つに
「高血圧」があげられます。

高血圧になると・・・
⇒眼底出血・網膜剥離を起こす
⇒眼球内で炎症も起こる
⇒炎症で繊維素などが出てくる
⇒繊維素が排水口に溜まって詰まりやすくなる
⇒水が流れ出にくくなって眼圧が上がる
緑内障💥

といった感じに高血圧から緑内障が起こることがあります。
この場合、早めに気付くためのポイントとしては『出血』です。

「なんとなく普段より赤っぽく見える気がするかな?」という時点で
眼球内で出血が起きている可能性があります。
出血がひどくなると明らかに眼の全体が赤くなってきます。

RIMG1553.JPG

こんなに赤くなれば分かりやすいですが、その前の段階で診察できると
早めに対応で出血を減らせます。

ネコちゃんの『緑内障』はこのような出血や腫瘍が裏に隠れていることが多く
緑内障の治療で眼圧を下げるだけでなく、隠れている疾患を見つけることが
とても大事なことになります。


また、眼圧を下げる時にワンちゃんで一般的に最初に使われる点眼薬は
ネコちゃんの場合効果が出にくいことも多く、他の治療薬を使います。

ネコで緑内障を起こしやすくする原因は、寿命にかかわるか痛みを伴うか、
どれもネコちゃんが辛い思いをしやすい原因が多いです。

飼われているネコちゃんが『緑内障』という診断を受けた場合、
「うちの子はなんで緑内障になったのでしょうか?」
そう聞いてみても良いと思います。

posted by ドル at 12:00| Comment(0) | 診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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