2019年05月07日

眼科 その5.5:ダックスフントの小噺。

こんにちは、勤務医の林です。今日は短い内容の予定です。

ダックスフントの毛色で「ダップル」と言う少し珍しい毛色があります。
これは「マール」とも言い、写真のように毛色が地図状に混ざっている
子のことを指す毛色です。
1345.jpg

この毛色になる遺伝子(マール遺伝子)は、【半致死遺伝子】と言う
怖い呼び名がついています💥
理由は、その遺伝子が揃ってしまうと場合によっては成長できず
死亡してしまうことがあるからです。
亡くならない場合でも、心臓や眼に異常が出ることが多いのです。

ここでようやく眼の話が出ましたが、マール遺伝子を持つダックスちゃんは
視覚に障害を持ち、視覚喪失してしまうことがあるのです。

そのため、ダップル色のダックスを飼う場合は様々な検査をして、
なるべく異常が無い子を家族に迎えることをお勧めします。
(それでも成長ともに異常が出てきてしまうかもしれません)

また、「外見上の毛色がダップル柄でなくても遺伝子を持っている」
ことがあります。マール遺伝子は通常の毛色の遺伝子より弱いため、
茶色や黒色になる遺伝子を持っているとそちらが優先されてしまうのです。

この場合、見た目は普通色のダックスフントどうしで交配しても、
たまたまお互いマール遺伝子を持っていると生まれてくる子犬が
ダップル柄になることがあります。

普通色のダックスフントでも眼底の網膜構造を見ることで
マール遺伝子を持っているかどうかわかる場合があります。

ダックスフントどうしで子供を産ませたい、と思われている方は
一度ご相談いただければ詳しくご説明いたしますので
お気軽にご連絡ください。
(全然短くなかったな...すみません🐶)
posted by ドル at 12:00| Comment(0) | 診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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