2019年01月12日

眼科 その②:眼を白黒する話。

勤務医の林です。ちょっとだけ盆栽を育てています。
寒いこの時期に枯らしやすいため、今年はミニ温室を導入しました。

今回は眼科の話②です👀 (シリーズ番号付けておきながら更新が遅め…。)


目は口程に物を言うという言葉がありますが、眼の外見の変化は分かりやすく
わが子の眼の色が変わったことにご家族の方はすぐ気付くイメージがあります。

ただし、その色の変化は様子を見ても問題ない物なのか、異常なサインなのか。
それは我々も診察して確認しないと正直判断がつきません。


たとえば、『眼が白い』。
白くなる部分も、中にある水晶体なのか? 表面の角膜なのか?
水晶体だとしても、それは白内障なのか? 核硬化症なのか?
白内障だとしたら、ただの加齢からなのか? 糖尿病などからなのか?
加齢で出る白内障だとしても、様子を見ても良いのか? 治療をすべきなのか?

いろいろ考える必要があります。

同じように眼が以前よりも黒く見える時にはやはり何かしらの変化があり、
経過を見ても問題ない時(たとえば加齢で出る【虹彩萎縮】)や、
緊急ではないけど受診をお勧めする物(たとえば【角膜色素沈着】)や、
最大限の緊急性を要する時(たとえば【緑内障】)など、
『眼が黒く見える』時も一度確認しないと、どれかは判断できません。



「うちの子は眼が白いけど、もうお歳だから・・・」
そんな言葉を聞くことは良くあります。

シニアの時期になり、白内障をはじめ加齢性の変化が出ることは当然ですし、
飼主様の飼い方が良かったからシニアの時期でも元気でいてくれています。
そんな時期まで長生きしてくれている子たちのシニア期だからこそ
なにか気になる点があれば早めに一度相談してほしいと思っています。



「前より『眼が白い』『眼が黒い』けど、大丈夫かな?」


大丈夫なものは大丈夫とお伝えして安心してもらい、
異常な病気であればひどくなる前に治療し、
痛い思いや辛い思いせずに幸せに過ごしてもらえたらと思います。


気になることやそれぞれの病気などに対する疑問などは
お気軽にお問い合わせください。
posted by ドル at 09:00| Comment(0) | 診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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