2019年08月06日

眼科 その⑨:眼が赤くて目ヤニも出てる。あれ? ゴミかな?

おはようございます、勤務医の林です。8月に入りまさに盛夏ですね。
今年の夏の目標は、ビール片手に庭で一人焼肉です!
小っちゃいバーベキューセットか七輪を買おうと画策中🎵

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(昭島で冬にあった『昭島矯正展』で買っとけば良かった…
 こんな感じの良いのを売ってたんですよねー。)
昼過ぎから始めて夜は室内で肴をつまみながら…、とか妄想してます✨
あとは蚊取り線香も用意しなきゃです。渦巻のやつが夏っぽいですよね。

動物で『蚊』というとフィラリアという寄生虫が有名です。
フィラリアは蚊から感染することはご存知と思いますが犬だけじゃなく、
猫やフェレットでもこのフィラリアは問題になります。
フィラリアの場合は細い糸みたいな虫が心臓付近に寄生するのですが、
今回の話題は眼に感染する寄生虫の話。

【眼虫】(東洋眼虫)という眼の表面に寄生する寄生虫がいます。
そのまんまのネーミングで分かりやすい。笑。
長さ1cm程度の白い糸みたいな寄生虫で、眼の表面からまぶたの裏あたりに
住みつきます。この辺りを動いていくため、犬や猫は異物感で眼を掻いたり
充血したり目ヤニが出たりします。

先日来られたチワワちゃんが、目ヤニが最近出てるということで
眼をしっかり見てみたら、、、いました。東!洋!眼!虫!!
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この寄生虫は【メマトイ】という小型のハエから感染します。
完全に虫をなくすためには全身麻酔をかけて物理的に除去することが推奨され、
また他の治療法として飲み薬を使っていくこともあります。
虫を倒すためじゃなく眼の症状を抑えるために、点眼薬も併用して治療します。

この子はおとなしい子だったので、まずは麻酔をかけずに眼虫をどんどん
取っていきました。何回か麻酔なしで虫を摘除するだけで終われそうです。


余談ですが、人に『犬回虫』や『猫回虫』が感染すると、体内をまわって
時として眼の中に行くことがあります💥
その場合、失明することもあるため、感染しないよう注意が必要です。
回虫は動物の便に卵が入っているため、犬や猫の排泄場所へ行った後は
しっかりと手洗いをしましょう✋

posted by ドル at 09:00| Comment(0) | 眼科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月04日

比較眼科学会

院長の渡邊です。今回は過日に大阪で開催されました、比較眼科学会に参加してきましたので、そのことについて書いていこうと思います。

当院は動物の眼科治療にも力を入れており、以前から比較眼科学会にも精力的に参加しております。今回は網膜に関して興味深い講演が多く、特に人医療のようにレーザーを網膜の治療に用いるため、獣医療の分野でもさまざまな研究が進められております。
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現在、人医療で行われていることがすぐに獣医療でできるということではないのですが、こういった研究を続けていくことで現在獣医療で治せない疾患であっても、今後治せるようになることを期待できるようになるでしょう。獣医療の発展に携わっていくため、今後も積極的に様々な学会に参加し、知識を新しく得ていこうと思います。

一つ先の治療を目指して
物言わぬ小さな命のために
posted by ドル at 20:00| Comment(0) | 診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする