2019年07月02日

眼科 その⑦:緑内障の遺伝子検査。

勤務医の林です。“あっ”という間に真夏が近付いてきてますね。
今年の夏は平年より残暑が続くそうですが、毎年そう聞いている気がします💥
蒸し暑いとヒフが悪くなり、痒みが強くなるワンちゃんがいますが、
その場合には眼の周りを掻いてしまうことも多いです。

人の場合にアレルギーを持っている方は眼の周りを掻いて
緑内障リスクが高くなるという報告があるそうですので、
動物の場合でも眼の周りを掻いていると緑内障リスクは高くなりそうです💧

眼科その①で緑内障について書きましたが、今回はそれと関連する話です。

現在、獣医療の世界でも様々な遺伝子疾患が分かってきており、
それに伴って行える遺伝子検査も増えてきています。

その中でも、今回は『緑内障』の遺伝子検査についてお伝えします。

以前も書きましたが、柴犬は3頭に1頭が緑内障になるとも言われてます。
ならない可能性の方が高いけれど、なる可能性もけっこうある感じ。
また、他にも緑内障になりやすい犬種は何種類もいます。

ですが、自分の飼っているワンちゃんが緑内障になるリスクが高いか低いかは
犬種だけでは判断しきれません。

そんな場合、遺伝子検査を行うことでリスクを検討できるようになります。
遺伝子検査で緑内障になる/ならないを100%判断することは困難ですが、
検査の結果でリスクの多寡を知ることが出来れば、今後どんなことに気を付けて
生活していけば良いかを考える目安になると思います。

当院では緑内障の好発犬種の飼い主様には遺伝子検査のことをお伝えし、
ご希望された飼い主様とワンちゃんには検査を行うようにしています。

1522.jpg
⇑これが遺伝子検査の結果ですね⇑
この結果は今回検査を行ったワンちゃんの飼い主様の許可をいただき、
どのように結果が出るかお伝えするためにブログに掲載しました。
このワンちゃんの飼い主様は緑内障のことをしっかりと考えられ、
皮膚の診察で来られた時に毎回眼圧検査も行っています。

どんな検査なのか、どう行うのか、費用がいくらくらいなのか・・・
気になることがありましたらいつでもご相談ください。
posted by ドル at 09:00| Comment(0) | 診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする