2019年06月11日

心臓病の手術治療。

こんにちは、勤務医の林です。たまに自転車で通勤しています。
運動不足を解消したくて30分ほどかけて自転車を漕いでくるのですが、
病院についた時点で汗だくになり、息も絶え絶えになっています💦
もうちょっと頻度を増やさないと心肺機能は鍛えられないな、とは
思いつつもなかなかやらず、段々心臓は弱っている気がします💣

そんな弱いのは私の心臓ですが、小型犬の場合は心臓病になりやすいです。


『僧帽弁閉鎖不全』
小型犬が加齢とともに発症しやすくなる心臓の病気です。

どんな病気かなどはインターネット上に詳しく説明してくれている
サイトがありますのでこちらでは割愛しますが、進行すると
呼吸困難を起こし致命的になる疾患です。

内科治療では進行を遅らせたり症状を緩和させたりするのが限界で
完治は不可能なため当院でも多くの子がこの疾患に悩まされています。


ですが最近、近くの二次診療施設がこの疾患の外科治療を開始しました✨

当院の患者さんでも既に一人の方が手術を受けに行き、
2週間ほど前に無事退院して帰ってきました🐶

1491.jpg

よく見ると肩のあたりにカサブタがまだ少し残ってますね。


「退院時点で以前より元気になった」飼い主様はと仰っていたのですが、
「その後さらに元気になってよく動くようになった」と喜ばれていました。

手術を行った二次病院では手厚い看護やかなり丁寧な説明をしてくれており、
飼い主様は愛犬が元気になってくれたのと併せてとても満足していました。


僧帽弁閉鎖不全症は今までは飼い主様ががんばってもがんばっても
最後は愛犬が苦しい思いをしてしまうことが多い疾患でしたが、
今は外科治療を行えば、高い可能性で治ることを期待できるようになりました。

そうは言っても手術に対するハードルは低い物ではありませんが、
治療法の選択肢に考えられるようになったことはとてもありがたく思います。
(ちなみに、手術をして退院できるまでの成功率は95%程度だそうです)


心臓病の内科治療/外科治療に関して気になることがありましたら、
お気軽にご相談ください。
posted by ドル at 12:00| Comment(0) | 診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする